
花屋町通りの名前はなぜ「花屋町」なのか
花屋町通りという名前からすると、今も花屋さんがずらりと並んでいそうだけれど、歩いてみると意外と花屋さんは見当たらない。
その名前の由来には、かつてこの周辺に花を売る店が多かったことが関係している。『京都坊目誌』にも「花を売る店が多かった」ことが通り名の由来として記されていると紹介されている。
東本願寺や西本願寺があるこの地域では、寺院で使われる生花の需要も大きかった。現在の町並みからは想像しにくいけれど、花を扱う商いが通りの名前として残り、時代が変わった今も「花屋町」という名前だけはしっかり残っている。
距離:約4km
読み方:はなやちょうどおり
東端:富小路通付近
西端:天神川付近
主な見どころ:東本願寺、西本願寺、仏具・法衣店、島原大門、梅小路公園周辺
なお、西本願寺周辺では堀川通を境に「旧花屋町通」と呼ばれる道筋もあり、現在の花屋町通りを歩くと、道の形そのものにも京都の都市整備の歴史が残っている。






花屋町通りは数珠、法衣、仏壇、仏教書までそろう「仏事の専門街」
花屋町通りを歩いていて目に入るのが、一般的な観光地とはちょっと違う店の顔ぶれ。
数珠を扱う店、法衣を仕立てる店、仏壇や仏具を扱う店、さらに仏教書を出版する店まで並び、通りそのものが京都の仏教文化を支える専門街のような雰囲気を持っている。
西本願寺を中心としたこの地域は、古くから門前町・寺内町として発展してきた。京都市の景観資料にも、法衣店、仏具店、数珠店など宗教関連用品を扱う商店が多く残っていることが記されている。京都市
たとえば実際にこの界隈には、川勝法衣店のような法衣店や、福永念珠舗 西本願寺店のような念珠店がある。西本願寺が公開している法要用品の販売業者一覧にも、この地域の法衣店が複数掲載されている。

