新門前(しんもんぜん)通り

新門前通りはわずか500メートルに京都の美意識が詰まった通り

新門前通りは、東の白川筋から西の大和大路通まで続く約500メートルの通り。地元では親しみを込めて「シンモンゼン」と呼ばれている。

江戸時代には知恩院の新門前として発展し、明治中期ごろになると古美術商や骨董店が集まり始めた。やがて京都を代表する骨董街として知られるようになり、今では国内だけでなく海外のコレクターも訪れる特別な場所となっている。

通りには歴史ある町家や石畳が残り、店先には茶道具や掛軸、陶磁器などが静かに並ぶ。その景色はまるで屋外の美術館のよう。

新門前通りは外国人を魅了した京都最古級の国際通り

新門前通りは、東の白川筋から西の大和大路通まで続く約500メートルの通り。地元では親しみを込めて「シンモンゼン」と呼ばれている。

江戸時代に知恩院の新門前として発展したこの通りは、明治中期ごろ大きな転機を迎える。近くに外国人観光客向けの宿泊ホテルが建てられたことで、海外からの旅行者が増え、外国人向けの骨董店や茶道具店が次々と店を構えるようになった。

当時の京都ではまだ珍しかった英語の看板が、新門前通りにはいち早く登場したという。日本の古美術や茶の湯文化を求めて訪れる外国人に向け、店主たちは積極的に海外へ目を向けていた。今でいうインバウンド観光の先駆けともいえる存在だった。

現在も通りには古美術商や骨董店が並び、国内外の愛好家が訪れている。石畳の道を歩けば、町家の軒先にさりげなく飾られた古美術品や茶道具が目に入り、まるで屋外の美術館を散策しているような気分になる。

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