今出川(いまでがわ)通り

京都の北側を東西につなぐ約7.3kmの大動脈

今出川通りは、観光道路というより京都で暮らす人の生活道路。その一方で、歴史ある寺社や大学が集まり、京都らしさを身近に感じられる一本でもある。

京都市北区・上京区・左京区を横断する東西道路。

西は金閣寺や北野天満宮方面、中央は京都御所、東は銀閣寺や百万遍方面へと続き、市バスの本数も多く京都観光には欠かせないルートになっている

大正製パン所|今出川通りで100年以上愛される西陣の老舗ベーカリー

大正製パン所は、今出川通りと千本通が交わる「千本今出川」交差点のすぐ東側にある老舗パン店。1919年(大正8年)創業という100年以上の歴史を持ち、地元・西陣の人たちに長く親しまれている。

香料や着色料など余分な添加物をできるだけ使わず、小麦本来の風味を大切にした、素朴でやさしい味わいを守り続けている。現在は三代目が店を受け継ぎ、小規模ならではの丁寧なパン作りを続けている。

一番人気は名物カレーパン

看板商品はカレーパン

一度焼いてから揚げる独自の製法を採用しているため、時間が経ってもサクッとした食感が続くのが特徴。家庭で揚げたてを楽しめる「半生カレーパン」の販売も行っている

大正製パン所で、ちょっと気になるものを発見。それが「べんりで酢」。

実はこれ、パン屋のお母さんが大好きな商品。お店の売り上げのためでも、マージンをもらうためでもなく、「これ、おいしいからみんなにも知ってほしい」と、個人的に置いているそう。

パンを買いに来たお客さんに、ついおすすめしたくなるほどのお気に入り。こういう“お母さんの推し”に出会えるのも、町のパン屋さんならではの楽しみ。

通り名「今出川」の由来

現在は道路になっている今出川通りだが、その名前はかつてこの場所を流れていた「今出川」に由来するといわれる。

豊臣秀吉による都市整備などを経て川は姿を消したものの、その名だけが現在まで受け継がれ、京都の歴史を伝える通り名となっている。


今出川通りは京都を代表する学生の街として知られている

今出川通り最大の特徴は、多くの大学が集まること。春には新入生、普段は学生や研究者が行き交い、京都らしい知的な空気に包まれている。

同志社大学と同志社女子大学が並ぶ今出川キャンパス

賀茂大橋から少し西へ進むと、赤レンガが美しい同志社大学今出川キャンパスが現れる。

その向かいには同志社女子大学があり、学生たちの姿が街の風景に自然と溶け込んでいる。

東側には京都大学と京都府立医科大学

賀茂大橋を渡ると、京都大学や京都府立医科大学へと続くエリアになる。

研究施設や書店、喫茶店が並び、学生だけでなく文化人や研究者にも愛されてきた街並みが広がる。

同志社礼拝堂(チャペル)

同志社大学構内に建つ礼拝堂は、明治時代の雰囲気を今に伝える美しいレンガ建築。

京都の和の景色の中に洋風建築が溶け込み、異国情緒を感じられる人気スポットになっている。

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