
平安時代に造られた 平安京 は、碁盤の目状に整えられた計画都市でした。
現在の上長者通りは、当時「土御門小路」と呼ばれ、都を東西に結ぶ重要な通りのひとつだったとされています。江戸時代になると、この周辺には財を成した商人や金融に関わる人々が暮らすようになり、「長者」という言葉が町名として残ったと伝えられています。

上長者通りの全長はおよそ1.6キロ。西へ進むと 千本通り を越え、かつて花街・遊郭として知られた 五番町 へと至ります。








京都・上京の住宅街に、ひっそりと佇む学びの場があります。
それが 弘道館。
観光名所として知られる場所ではありませんが、京都の知的文化を語るうえで欠かせない存在です。
京都の町に残る「私塾」の面影
弘道館は、江戸時代後期に公家・九条家によって開かれた学問所。
儒学を中心に、礼儀や道徳、政治の基礎を学ぶ場として、多くの人材を育ててきました。
武家の学校というイメージが強い江戸時代において、公家が主体となった学びの場はとても貴重な存在でした。
現在、弘道館は国の史跡として保存され、
特別公開の時期にのみ内部を見学できることがあります。
上長者通り沿いにある 長者湯 は、地元の人に親しまれてきた昔ながらの銭湯です。派手さはありませんが、通りの空気になじむ素朴な佇まいが印象的。
暖簾をくぐると、どこか懐かしい雰囲気が広がり、観光向けというより、暮らしの中にある京都らしい銭湯です。












千本通に残る日本最古級の現役映画館
千本日活は、昭和の時代から続いていて、今も変わらず映画を上映し続けています。
レトロな外観と、昔ながらの映画館らしい空気感が特徴で、初めて訪れてもどこか懐かしさを覚える場所。大きなシネコンとはまったく違う、街に根づいた映画館です。