上数珠屋町(かみじゅずやまち)は、東本願寺の門前町を東西に横切る、全長およそ400メートルの通り。
数珠や仏具、和小物など、門前らしい商いと信仰の気配が今も色濃く残り、静かながらも京都らしい時間が流れている。

数珠屋町通りとは
かつて「数珠屋町通り」と呼ばれる道は三本あり、北から順に役割が分かれていた。
「三本」とは、上数珠屋町通り、正面通り(中数珠屋町通り)、下数珠屋町通りの三つを指す。
上数珠屋町通り
仏具屋や法衣屋など、寺を支える専門商いが集まった通り。僧侶や寺関係者の往来が多く、実務色の強い門前。
正面通り(中数珠屋町通り)
東本願寺の正面にあたる中心軸。参詣者の動線となり、行事の時期には最もにぎわった。
下数珠屋町通り
参詣者向けの宿泊所や簡易な商いが並んだ通り。北陸など遠方からの門徒を受け入れる役割を担った。門前には仮設のお小屋が立ち、北陸方面からの参詣者も多く訪れた。
宿泊所の数は明治の最盛期には50軒余りを数えたという。
報恩講と上数珠屋町
毎年11月21日〜28日に行われる報恩講の時期には、町はとりわけにぎわったという。













