上御霊前(かみごりょうまえ)通り

上御霊前通は、京都市上京区を東西に走る細い通り。
碁盤の目状に区画された京都市街地の一角で、鴨川側から西へと約1.9キロ、静かに続いている。
沿道には住宅や小さな商店、寺社が点在し、車通りも控えめ。

観光地のにぎわいから少し距離を置いた、暮らしの気配がふっと伝わってくる落ち着いた通りだ。

上御霊前通の開通時期ははっきりしないが、江戸時代の記録にはすでにその名が見える。
古文献『京都目誌』には、上御霊に起こり、東は寺町のすじかい橋へ、西は若宮通の西一町あたりまで続く通りとして記されている。

平安遷都のころ、**桓武天皇の周辺では不幸や疫病が相次ぎ、その原因は異母弟・早良親王の怨霊によるものと恐れられた。
その祟りを鎮めるため、
御霊神社**が創始されたと伝えられている。

寺町通を西へ進むと、から板せんべいで知られる水田玉雲堂があり、さらに西には**猿田彦神社が鎮座する。
創建は794年と伝えられ、道案内の神・
猿田彦命**を祀る古社である。

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