夷川通り

読み方: えびすがわどおり
方向: 東西方向の通り
範囲: 東は寺町通から、西は千本通付近まで
東端: 寺町通(京都市役所の南あたり)
距離: 約2.7km


◆ 歴史

夷川通りの由来は、地元の古老によると、“恵比須さま”の像が流れ着いたことから、この辺りの川を「夷川(えびすがわ)」と呼ぶようになったと伝えられています。
その恵比須さまを祀ったのが、左京区・若王子(にゃくおうじ)神社の境内にある恵比須神社。今でも商売繁盛の神様として信仰を集めています。。家具の町として発展。特に明治以降、「夷川家具街」と呼ばれるほど多くの家具店や建具店が並ぶようになりました。

蕎麦 ろうじな
細めで喉ごしの良さを重視した蕎麦で、「蕎麦そのものの香り・味を楽しみたい」という方にぴったり。

“十割蕎麦”(つなぎを一切使わない蕎麦)を提供しており、蕎麦の実(玄蕎麦)を石臼で自家製粉して香り・風味を活かす形で打たれています。

メニューには、つゆはもちろん、薬味や塩でいただくスタイルも用意されていて、蕎麦本来の香りと甘みをじっくり感じることができます。

日本酒や蕎麦焼酎などを傾けながら、季節の肴をつまみ、最後に蕎麦で締める――。
そんな“大人の晩ごはん”を楽しむ常連さんも多いそうです。

ビジネスと出会う京都の書店「多士済済(たしせいせい)

夷川通のほど近く、寺町通沿いにある小さな本屋「多士済済(たしせいせい)」。
店名は、中国の古典『詩経』の一節から取られた言葉で、“才能ある人が多く集う”という意味があります。
「訪れた人が、多くの本を通じて新しい知見を深められるように」――そんな思いが、この店名には込められているそうです。

店主さんはもともと東京でお仕事をされていた方。
京都に拠点を移し、この地で「学びの場としての本屋」をはじめられました。
店内には、起業やキャリア形成、働き方やお金の考え方など、ビジネスにまつわる本が店主の感性で選び抜かれた一冊一冊が並びます。
さらに、本だけでなく、起業や自己成長に関する学びの情報も発信しており、「読む」から「実践する」へとつながるヒントが詰まっています。

この場所は、かつて古美術店「豊雅堂」があった場所。
落ち着いた町家の雰囲気をそのまま残しつつ、どこか知的で凛とした空気をまとっています。

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運営:WATAYA

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